・奮え!奮え!あの本この本(5/1)

 知っているか?応援の掛け声「フレー!フレー!」は、「奮え、奮え!」が変化したものだと…。
 と言うわけで、私が「復刊ドットコム」で復刊希望している本を紹介していくコーナーを立ち上げました。「こんな簡単に作れそうなものも今日まで作らず、なにをいちびってやがる」と作者の皆さんにはお叱りを受けそうですが……。

山咲梅太郎・著「蒸気王神話伝説Ladyワトソン」
 (メディアックス)


 山咲梅太郎さんの初単行本(18禁)。内容は「シャーロック=ホームズ」ものを下敷きにした、スチームパンクお色気コメディ。実は復刊ドットコムに登録したあと、古本屋を回って3冊入手(それらは私と惟任日向・瑠那真矢両氏の手元に渡る)したのだけれど、復刊すれば山咲さんも助かるんでここはひとつ…。

山咲梅太郎・著「ほえほえプラム物語」
 (コスミックインターナショナル)


 こちらは山咲さんのデビュー作収録単行本(当然18禁)。これは古本屋でもなかなか見かけず、私もまだ入手していない(5/1現在)。ネットで調べたところ、カバーを外すと「Ladyワトソン」のPRが書いていたそうで。ここは是非、同時復刊して欲しいところ。

松沢呉一・著「鬼と蝿叩き」(翔泳社)

 私が文章を書く上で影響を受けたひとり、松沢呉一氏の単行本。かつて「週刊SPA!」(扶桑社)誌上で連載されていた「豪徳寺松沢堂の冒険」をまとめたもので、90年代の時事ネタや、怪人物・快人物インタビューが中心。オウム事件を巡って同時期に連載されていた「ゴーマニズム宣言」(小林よしのり・著)と衝突、その過程の一部も読めます。のちに翔泳社はグラハム=ハンコック・著「神々の指紋」のヒットで「鬼と蝿叩き」はじめ売れ行きのあまり良くない本を斬り捨ててしまい、予定していた続刊「厠に蜂の子」「熱海や三島」もポシャってしまった…なんとか復刊して欲しいなぁ。松沢氏は(彼の中で)済んだ話を蒸し返されるのを嫌う性質ですし、続刊用の原稿も別の形で消費したとの事ですけど、ここはひとつ三部作完結キボンヌ。
 あと、非常にドーでもいい事だが、この本数年前地元の同人誌即売会で知り合った女の子に貸したきりまだ返ってこない…。彼女は私から見ても「濃い」方向に特化して行き、彼女の上京を期に接点が薄くなってしもうた…嗚呼。

矢野徹・著「ウィザードリィ日記」
(MIA/アスペクト)


 SF作家・翻訳家の矢野徹氏が、還暦過ぎて名作コンピュータRPG「ウィザードリィ」とパソコンにハマって行く過程を綴った日記。内容の一部は同氏の著書「怒りのパソコン日記」(河出書房新社)と被りますが、ゲーム関係のエッセイとしての側面が強いこちらの方が読みやすいかな?と個人的には思います。しかし、この本に比べたら最近のゲーム雑誌やゲーム関連の本のなんと無内容なことか…。(;´д`)
 実際私が特定のゲーム誌に対し不信を抱いているのも、(しちゃいかんのだろうが)この本との比較によるところも大きいし。
 矢野氏は(当時の)コンピュータゲームの可能性に対し、結構示唆に富んだ発言をしている。意外にも(当時のそれが今のとはあり様が違うとは言え)、エロゲーに対し好意的に思える文章まであったのには驚いた。時々自分をモデルにしたウィズキャラが冒険中同行している女性とエロエロな関係になる話が挿入されていたりするし…。やるなぁ(何がだ)。とは言え、バブルの時期を冷徹に捉えている鋭い社会批判も一緒に読めたりして今読むと「時代の空気」が新鮮な印象を与えるのではなかろうか?言いたかないが言わせて貰う、「ゲーム脳の恐怖」読む前にこの本読め!!世の中のボケども!!!

−以下、追加すべき本があったら増やす予定−

・戻る